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ドコノコ5周年企画
[SHALL WE ドコノコ?]
〜ドコノコのたのしみ方〜
犬猫SNSアプリ「ドコノコ」は2021年6月5日に、
5周年を迎えます。
この5年のあいだに、アプリは30万ダウンロードになり、
たくさんの方にたのしんでいただいています。
遠く離れていても、ドコノコの中で友だちができて、
なでなでがわりの「♡」をしたり、コメントしたり。
健康面やごはんの相談をしたりされたり、
いっしょにお出かけするような仲になったり。
迷子捜しのお手伝いをしたり。
ご近所友だちになったり。
日々、うちのコの記録をつけるのに
役立ったりもしています。
「ドコノコ」ってこんなアプリですよ。
ということを、
ちょっとあらたまってお伝えする連載です。
6月5日から1週間ほど、毎日更新していきますので、
ドコノコをたのしんでいる方も、
まだはじめたばかりの方も、あんまりやっていない方も、
よければお付き合いください。
こんにちは、ドコノコ・チームのタナカです。
ドイツ在住の炭と鈴さんの呼びかけで、ドイツ、イタリア、
スイス、ウクライナ、そしてドイツから日本に帰国された
ドコノコユーザーさんにお集まりいただきました。
今回は、別々の国で暮らすみなさんがどうやってお友だちに
なったのか、海外での犬との暮らしについてうかがいます。
──:
欧州のみなさま、こんにちは。
あ、2018/5/19 パリオフ会
でお会いした方もおられますね。お久しぶりです。
最初に教えていただきたいのが、
みなさんどうやってお友だちになられたのですか?
▲うた/うたの父
うたの父(ドイツ):
最初はぼくとイタリアのRingoママが
「ひろば」で見かけて知り合いになって。
それからパリオフ会があって、ミュンヘンとパリが
つながったていうのがスタートで。
▲Ringo/Ringoママ
Ringoママ(イタリア):
最初のきっかけはね、
「ひろば」でうたがイタリアの観光地にいる写真を見たんですよ。
「ひっとしてチンクエ・テッレですか?」て
コメントしたら、そうですよーって。
それでうたのブックをたどっていったら、
あ、ミュンヘンに住んでいる方だ、
きれいな写真がいっぱいあるからフォローしようと思って。
コメントって40文字までしか書けないじゃないですか。
あの短さがよくって、打てば響くみたいな。
やっぱり相性とかがあると思うんですね。
あんな短いコメントでも。
それでだんだん仲良くなっていって、
じゃあうちに遊びにおいでよってなって。
こんなこともできるんだってすごくうれしかったですね。
▲麦/むぎんち
むぎんち(ドイツ→日本):
ドコノコのきっかけは、この金髪のおじさん(うたの父)が
共通の友人のホームパーティーに
犬を連れてこられてて。
ぼく‥‥動物アレルギーなんですよ。
──:
えー。
むぎんち(ドイツ→日本):
ボロンカ(犬種名)のうたがぼくの膝に乗ってきて。
うたを抱いたとき、全然なんともなかったので、
それで感動して。
その日から、「犬」が頭から離れなくなって。
もともと犬はすごい好きだったんですけど、
アレルギーでもう飼えないと思っていたので。
あとね、この金髪の方がよくあおる(笑)。
「犬飼ったほうがいいよ」とか
「人生変わるよ」とかね。
「もうそろそろじゃない」とか、
怪しいセールスマンみたいなことをやってくるんで、
それにまんまと引っかかってですね。
それでブリーダーさんを紹介してもらって、
見たら絶対飼いたくなるから、
カネ持っていったほうがいいぞって言われて、
やっぱりそのとおりになりました。
──:
なんの斡旋してるんですか、うたの父さん。
うたの父(ドイツ):
ぼくはミュンヘンで小さな小さな
どんぶり屋やってるんですよ。
常連のドイツ人が「ぼくの彼女は日本人なんだよ」って
写真見せてくれた人が、むぎんちの知り合いだったんですよ。
結婚後のホームパティーに行ったら、むぎんちに会って。
だからもとを辿れば、そのドイツ人の常連客がいなかったら
今の欧州のつながりはないですね。
むぎんちがいなかったら、
こういったヨーロッパ会みたいなことを
ひろげることもできなかったし。
炭と鈴さんみたいな人がいなかったら、広報力がなかったし。
むぎんち(ドイツ→日本):
最初はうたの抱っこで仲良くなったんですけど、
その後のパリオフ会でいろんな人とつながったんですよ。
あのときイギリスから来た人や、
パリの人たちとも仲良くなって。
あー、こんなつながりあるんだ。
ってとこからちょっと味をしめて、
こうなったらもっと広げてみようと。
それで 2018/10/13 ミュンヘンオフ会を企画したのが
さらにつながりを増やすきっかけになったかな。
▲パーシー/Ritsuko Kakimoto
Ritsuko Kakimoto(ドイツ→日本):
わたしは2015年から2020年まで
ミュンヘンにいたんですけど、
その頃うたの父さんのお店でアルバイトしてまして。
そこでうたの父さんから、
犬猫を飼っているんだったらドコノコに登録して、
ミュンヘンのオフ会に行こうよっていう話になって。
──:
うたの父さんの勧誘がすごい。
ありがとうございます!
Ritsuko Kakimoto(ドイツ→日本):
で、ドコノコをダウンロードしてみたら、
あんな短い文章でむちゃむちゃやさしい
世界がひろがっていて。
誰もきつい言葉も使わない、やさしいアプリ。
──:
コメントの文字数制限40文字が絶妙だと、ぼくも思います。
いい意味でも悪い意味でも、
会話を続けにくい文字数なのかもしれません。
Ritsuko Kakimoto(ドイツ→日本):
そうそう。
それでコメント入力するときに
いかに自分の気持ちを短く伝えるかっていうので
悩みながらね。
──:
もう、俳句の世界ですからね。
▲ブランピblanpi/ブランピの家族
ブランピの家族(ドイツ):
ぼくはみなさんとは全然かたちは違うんですけど。
ミュンヘン市内を歩いていたら、
うたの父さんにナンパをされまして。
──:
え、歩いていたら?
ブランピの家族(ドイツ):
ええ、歩いていたら。
ほんと直接的な出会いが先で。
「ドコノコっていうのをダウンロードしていただくと、
かわいいうたちゃんが見れるよ」って。
そっからがドコノコのスタートですね。
──:
ちょっと待ってください、ついていけなかった。
全然面識がないのに道を歩いていたら勧誘された?
ブランピの家族(ドイツ):
面識ないですよ。
お互い犬を連れて散歩してるときに、
かわいい犬だねーって、うたの父さんから声かけられて。
しゃべっていると「え、日本人ですか?」ってなって。
──:
あはは、犬しか見てない。
ブランピの家族(ドイツ):
それから、3日後ぐらいのミュンヘンオフ会に参加させて
いただきました。
むぎんち(ドイツ):
いろいろと金髪のスーパーフレンドリーな人から
はじまっていると思うんですよ。
▲アレグラ/hanacane
hanacane(イタリア):
わたしは「#パリオフ会」のハッシュタグをみていて、
ヨーロッパにもいっぱいいるんだなって。
それがうれしくて、いろんな方を
フォローして見るようになりました。
その頃、むぎんちさんが
ボローニャに出張で寄るんだよってコメントがあって。
それまでSNSもやったことなかったけど、
こっちに友だちいないし会えたらうれしいなと思って。
それでわたしから、ボローニャに来られるなら
ちょっと会いに行ってもいいですか
ってコメントして、
会いに行かせていただきました。
それからすぐにミュンヘンのオフ会があるということで、
もうよろこんでみなさんに会いに行きましたね。
やっぱりブックに国旗があるのがすごくありがたくて、
どんどん見ていくと、コメントしたくなるなるんですね。
で、コメントがかえってくるとうれしかったりして。
会ったこともないけれど、
それだけでなんだか友だちになれたみたいで。
ワンちゃんも知ってる感じがして。
ミュンヘンではじめてみなさんとお会いしたときも、
エレベーターから降りてきたRingoママより、
「あー、Ringoくん!」って。まず、ワンちゃん(笑)。
Ringoくんの顔が見れたのがうれしくて。
──:
飼い主さんよりまず犬を見る。わかります。
▲炭と鈴/炭と鈴
炭と鈴(ドイツ):
わたしはミュンヘンに住んでいて、
むぎんちさんともともとお友だちでした。
まだ麦ちゃんがくる前にホームパーティーで知り合って。
それでむぎんちさんがドコノコをはじめてから
紹介していただいて。
むぎんちさんがパリオフ会に行く道中でうちに寄って、
その話を聞いたけど、行けなくて。
ミュンヘンでオフ会あるときには絶対行こうと
決めてました。
ミュンヘンオフ会から、みなさんとつながりました。
▲Yuri/jackhana
jackhana(ドイツ):
2016年ドコノコがはじまったときにアラスカではじめて、
ドイツに来てからもドコノコをやっていたら、
猫を飼ってるお友だちから、
「うたの父という人がいて‥‥」と。
──:
あ、また。
jackhana(ドイツ):
「オフ会やるみたいですよって」メッセージが入って。
その後にむぎんちから連絡をいただき、
2018年10月のミュンヘンオフ会と、
翌年の2019/8/22 ミュンヘンオフ会に参加することができて、
それ以来なかよくしていただいています。
──:
うたの父さんとむぎんちさん、勧誘のツートップですね。
▲ヴィナさん/Rudlieb
Rudlieb(ドイツ):
わたしはもともと、ほぼ日のハラマキを愛用していて、
「ほぼ日刊イトイ新聞」はよく見ていたので、
ドコノコがはじまるって聞いて、はじめました。
最初ダックスフンドとのつながりを求めていたので、
ヨーロッパに住んでる方を特に探していたわけではなかったけど、
パリのオフ会の予告があったときに行きたいと思ったんです。
遠くて諦めましたけど。
そしたら、うたの父さんから、ミュンヘンでやるって聞いて、
ミュンヘンなら行けるなと思って。
ミュンヘンのオフ会でみなさんと会って、
そこから「わわわー」とドコノコの欧州のみなさんと
つながっていったって感じです。
実際に会える方がドコノコで増えましたね。
──:
なんか日本に住んでる方よりも、
実際にオフで会いたい気持ちが強い気がしますね。
Rudlieb(ドイツ):
外国にいると日本語でおしゃべりできる人がいるって
うれしくくってね。
わたしはかなり田舎にいるので
まわりに日本人ほとんどいないので。
特にドコノコだと「犬」っていう
共通の話題が最初からあるし。
まぁ、初めて会ったときもどちらかと言うと
人間どうしよりも、
最初犬のほうにみんな、わー! っていくから。
日本語でおしゃべりできるっていうのが、
外国にいるものたちにとってうれしいんだと思います。
▲ベン/blanc
blanc(スイス):
わたしはツイッターで糸井さんのドコノコ紹介を読んで。
それでおもしろいからやってみようと思って。
ドイツの炭と鈴さんがスイスに旅行で立ち寄られる
というのをキャッチしたので、
むりくりミーティングをセットして、
そこからいろんな方を紹介していただいたっていう感じです。
▲きなこ Kinako/kinako
kinako(ウクライナ):
みなさんとお会いするのは今回の取材がきっかけで。
きなこの投稿にjackhanaさんが、
「欧州メンバーからお知らせがあります。メールください」と
コメントをくださって。
メールしたら、今回こういう話があるので
ぜひ参加してくださいってことで。
Ringoママ(イタリア):
(窓から外をのぞくきなこを見て)
きなこちゃん、かわいい!
kinako(ウクライナ):
他のコはみんなかしこいなぁと思って。
きなこ全然落ち着いてくれない。
一同:
かわいい!!
kinako(ウクライナ):
来週で2歳になります。よろしくお願いします。
──:
きなこの前に犬はいたんですか?
kinako(ウクライナ):
きなこの前は犬いないです。
でもきなこを飼う前からドコノコをちょっと見てて、
犬ってかわいいなと思って。
──:
ウクライナって、散歩はどういうペースなんですか?
寒いんですよね?
kinako(ウクライナ):
長いときは2時間とか。
冬の寒いときは1日1回ですけど、
最近陽が長くなって天気もいいので
朝1回夕方1回の日もあれば、
雨の日とか、1回だけの日もある。
1年の半分くらいは寒いです。
特に今年の冬は寒くて雪もいっぱい積もって、
マイナス20度くらいになりました。
でもきなこは雪が大好きで、
いっしょに遊んでもらってます。
むぎんち(ドイツ→日本):
麦がうちに来たのが実はドコノコのスタートの日と
おんなじ日なんですよ。5年前の6月5日。
──:
えー、そんなことがあるんだ。
むぎんち母(ドイツ→日本):
この年齢になると新しい友だちってなかなかできない。
知り合いはできても、友だちはできないんです。
ドコノコのおかげで、すごくたくさん友だちができました。
ありがたいです。
むぎんち(ドイツ→日本):
そう、だから経営が大丈夫かってそれだけが気になって。
ドコノコって広告もないし、課金もしないし。
──:
カレンダーとかの物販しかないです。
hanacane(イタリア):
あ、ドコノコカレンダー注文してます。
送料はそんな高くなかったんですけど、
関税がカレンダー2冊で4,000円!
その次からは実家に発送してもらって、
実家から普通郵便で送ってもらってます。
──:
ドコノコはほぼ日の運営なので、
ほぼ日と同じく、広告は入れないでやってます。
自分たちのやりたいことが、
自由にできなくなっちゃいいますし。
むぎんち(ドイツ→日本):
うーん、それすごいよね。
Rudlieb(ドイツ):
すばらしい。
むぎんち(ドイツ→日本):
じゃ、「ほぼ日手帳」を買ったほうがいいんですね。
──:
わははは(笑)。はい、ドコノコのじゃなくても、
ほぼ日の商品を買ってもらえれば。
うたの父(ドイツ):
うちのお店の常連客で、一度「ほぼ日手帳」を見せに来た
ドイツ人のお客さんがいて、
「この手帳はすごいぞ」って言って、
なんでこれをドイツで売らないんだって言うんですよ。
海外進出したら絶対おもしろいぞって客がいました。
むぎんち(ドイツ→日本):
ミュンヘンで駐在員の集まりのときも
2人使ってる人がいましたよ。
40人のうちの2人。けっこうな割合ですよね。
うたの父(ドイツ):
じゃあ、今回の帰国中にショップに買いに行くことによって
ドコノコにもお金が落ちるってことで考えていいんですよね?
──:
もちろんでございます!(笑)
できればTOBICHIごと買い占めていただければ。
むぎんち(ドイツ→日本):
そのうちミュンヘンのどんぶり屋で
うたの父が手帳を売りはじめるぞ(笑)。
うたの父(ドイツ):
今ドコノコの登録者数ってどれくらいいるんですか?
──:
2021年5月の時点で、
累計ダウンロード数は31万になりました。
80ケ国から投稿があります。
一同:
おーーー。
──:
ドコノコで、日本人以外とのつながりはどうなんですか?
うたの父(ドイツ):
最近ぼく1人紹介した。散歩のときに知り合って。
むぎんち(ドイツ→日本):
ジャパニーズ・チンの人でしょ。
やっぱりうたの父が誘ったか。
みんないつのまにかつながってますよね、あの人と。
blanc(スイス):
この方ですね。
▲Sigmund von Bayern alias #Sigichin/Eduard-Julius Hajek
うたの父(ドイツ):
彼は日曜日に、うちの近所のすごいきれいな公園で
散歩してるんですよ。
そこで知り合って、紹介した。
──:
へー。フォロワーの方が63人いますね。
あ、ほとんど日本の方だ。
でもやり取りは英語なんですね。
むぎんち(ドイツ→日本):
そうです、彼日本語しゃべれないですからね。
hanacane(イタリア):
でも40文字までだから、英語でもコメントしやすいです。
──:
ですよね。単語でいいですもんね。
もう「Cute!」だけでいいくらい。
hanacane(イタリア):
そうそうそうそう、絵文字も使って。
むぎんち(ドイツ→日本):
Cute と Thanks がやけに多いんですけどね。
──:
犬猫だからいいんですよ、それくらいで。
むぎんち(ドイツ→日本):
金髪のおじさんは、
外国の人にまでドコノコをひろげてるからすごいよね。
──:
勧誘相手がグローバルですね。
犬を連れてたらみんな声かけてくださる。
うたの父さん、
どうしてそんなにドコノコを勧めてくださるんですか?
うたの父(ドイツ):
最近は結構手を抜きがちですけど、
はじめた頃ほんとにたのしかったんです。
Ringoママとのやり取りとか、
4年前ほんとにたのしかったですよ。
むぎんち(ドイツ→日本):
今たのしくないみたいじゃん。
一同:
(笑)
うたの父(ドイツ):
いやあの頃のコメントのやりとり最高だったでしょ。
犬が介在すると、犬が介在することで、
その人自身もそんなに悪い面がでないと思うんだ。
むぎんち(ドイツ→日本):
海外特集とかやったらおもしろいんじゃないかな。
ミュンヘンオフ会やったときに、
ブラジルにいる方がオフ会の犬の写真を絵に描いてくれて。
▲いぬたち/ふぉるまじお千賀子
うたの父(ドイツ):
あー、よかったね、あれ感動した。
むぎんち(ドイツ→日本):
ほんと涙でるくらいうれしくてね。
みんなの犬の特徴を全部描いてくれて、
それを1枚の絵にして投稿してくれたんですよ。
誰も知ってる人はいないのに、いきなり投稿してくれて。
なんか「海外」ってだけでつながってるのかーって。
Ringoママ(イタリア):
ほんと友だちがひろがりますよね。
さっきの話じゃないけど、この年齢になっても、
いろんな年代の方やいろんな背景の方と
お友だちになれるってすごくいいのかなぁ。
一同:
会いたいねー、また。
うたの父(ドイツ):
会えるよ、また。
うたが来日したら、
5人くらい空港まで出迎えきてくれんじゃないかな。
ブランピの家族(ドイツ):
羽田ですぐ飛行犬撮影会がはじまりますよ。
飛行機の離陸を背景に。
▲うた お得意の飛行。
──:
みなさん、今日はありがとうございました。
こんな形でも会えますし、
いつか、どこかで、お会いしましょう!
これからも、勧誘活動よろしくおねがいします。
これを読んでいる、欧州や、外国にお住まいのみなさん、
まずは、このメンバーにコンタクトをとってみてくださいね。